さっそくですが、『さとっち』側で話題に上がっていたものから・・・『充電機能について』をピックアップしたいと思います。ではでは、長々とですが宜しくお願いします~
1.充電機能について
B+COMのバッテリー充電時は、mini-USBコネクタへUSBケーブルを接続することで、USBバスパワーで充電する仕様となっています。
つまりこれが、どういう状況かというと、以下のようになっていました。
・出先の家庭AC電源(100V)コンセントに、軽量コンパクトなUSB-ACアダプタを差し込むことで、手軽に充電を行うことができます。さらに、12Vのシガーソケットなどに12V-USB電源変換アダプタ&ケーブルを使えば、車やバイクの電気で充電を行うことが出来ます。
・モバイルバッテリーパックなどの携帯バッテリーパックを使って、出先でも充電を行うことができます。リチウムポリマー充電池は、立ち上がりから充填率50%までの時間が非常に短く、1時間程度あれば70%くらいまで充電できるそうです。昼食の間に充電とか、おやつの間に充電など、小まめに充電することでB+COMの稼働時間の短さをカバーすることができますね。
※残念ですが、充電動作とB+COMの通話などの運用は、同時に行うことが出来ない仕様になっています。ケーブルで細工したからといって、充電しながら通信を行うのは出来ませんので注意してください。
・PCなどでも充電可能です。USBハブなどで、他のUSBデバイスがぶら下がっていると心許ない出力しか確保できませんが、PCの本体USBポート直結なら十分な充電を行うことができます。旅の途中で、その日の夜の日記書きの際に、モバイルPCにB+COMを接続して充電を行ったりもできますね。。
これを踏まえて、発展を考えていきます。
2.ペアユニットならではの悩み・・2台同時充電はどうすれば?
さて、私達はペアユニットで購入した都合上・・・充電ソースを1台に絞る必要が出てきてしまいました。特にペアユニットを購入した場合は、「充電用のACアダプタ&USBケーブルは1セットしか付属していません」。つまりペアユニットを買った場合は、一度に1台しか充電できず、ツーリングから帰ってきたら2台を交互に充電する必要がありますので、都合最大6時間もの充電時間が掛かってしまうわけです。
これではたまりませんので、ACアダプタとmini-USBケーブルの追加購入を行うのですが・・そこでハタと気づくわけです。
「B+COMの充電時の要求電源仕様に対して、USB側のDCスペックが十分に上回れば、1本の分岐mini-USBケーブルで同時に2台充電できるはず」
早速実験でございます。
(1)B+COMが要求する充電仕様と擦り合わせてみよう
さて、マニュアルから読み取りますと・・B+COMの充電仕様は以下の通りです。
充電仕様: DC5V 700mAh
うーん 結構要求は高いみたいですね。もしかして、MAX値なのかもしれません。B+COMはかなりシビアな数字を書いているので、実際の運用ではしばしばスペックを良い方向に下回る事があります。ちょっと、その辺に期待してみましょうか。
まず、一般的なUSBバスパワーは、「5V 500mA」が限界とされています。
では、付属のACアダプタはというと、「5.5V 550mA」。おや? ちょっと少ないみたいですね。B+COMは実際にはもう少し低い電源スペックでも充電出来るという事でしょうか?
(2)早速実験しましょう
ここでは、JTT社(ジャパントラストテクノロジー社)製のmini-USB分岐ケーブルを使用しました。 このケーブルの詳細は、4月6日のブログエントリを参照してください。
それぞれ、2台のB+COMをmini-USB分岐ケーブルの2個のmini-USBの口に接続し、USBポート側を充電のソースになる口に接続します。
接続対象は、「(A)~(E)」までの5パターンを用意しました。実は(F)として6パターン目に「モバイルバッテリーパックへの接続」を用意していたのですが、購入したバッテリーパックが破損しており、泣く泣く次回チャレンジとさせていただく事になりました。
さて、結果ですが以下の通りです。
(A)PCの本体直結USBポート <PCは電源OFFです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(B)PCの本体直結USBポート <PCは電源ONです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(C)PCにつなげたUSB-HUB <PCは電源OFFです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(D)PCにつなげたUSB-HUB <PCは電源ONです>
->0台。一大も充電できません。
(E)B+COM付属のACアダプタ-USBポート
->2台ともなんとか充電できました。
(3)考察してみましょうか
この通りACアダプタからは、何とか2台同時充電が出来ました。
さてさて不思議な感じですね。
何故このような差が出たのか?
JTT製mini-USBケーブルの構造ですが、信号線は以下のようになっていると
推測できます。
USB口======+= 黒いmini口(全結線)
|
+- 黄色mini口(+5V/GNDのみ並列結線)
まあ並列結線している訳ですね。こうする事で負荷に対して電圧は等しく2個のmini-USBポートに掛かりますし、電流は2個に分散されます。
5V-500mAを供給した場合に、2口ケーブルでB+COMを接続した場合は・・ 当然250mAずつしか掛からないという訳です。
じゃあ、明らかに要求する電流値に足りていないのに、何で充電に成功するの???
さあ、 わかりませんw
この辺は、テスターで当たってみたいところですね。
3.まとめとして
とにかく、ペアユニットを購入した方は、出先の旅館などで100V-ACコンセントがあれば、寝ている間に同時に2台を充電することができる可能性があると分かりました。
さてさて、この充電結果ですが、我々の環境でとりあえず充電に成功した、というもので全てのB+COMとペアユニットの環境でも、2台同時充電をお約束するものではありません。
まだまだ、市販レベルでは扱いが未知数であるリチウムポリマー二次電池を搭載した製品ですから・・・そもそも2台別々に充電することが望ましいということは、予めご了承ください。
1.充電機能について
B+COMのバッテリー充電時は、mini-USBコネクタへUSBケーブルを接続することで、USBバスパワーで充電する仕様となっています。
つまりこれが、どういう状況かというと、以下のようになっていました。
・出先の家庭AC電源(100V)コンセントに、軽量コンパクトなUSB-ACアダプタを差し込むことで、手軽に充電を行うことができます。さらに、12Vのシガーソケットなどに12V-USB電源変換アダプタ&ケーブルを使えば、車やバイクの電気で充電を行うことが出来ます。
・モバイルバッテリーパックなどの携帯バッテリーパックを使って、出先でも充電を行うことができます。リチウムポリマー充電池は、立ち上がりから充填率50%までの時間が非常に短く、1時間程度あれば70%くらいまで充電できるそうです。昼食の間に充電とか、おやつの間に充電など、小まめに充電することでB+COMの稼働時間の短さをカバーすることができますね。
※残念ですが、充電動作とB+COMの通話などの運用は、同時に行うことが出来ない仕様になっています。ケーブルで細工したからといって、充電しながら通信を行うのは出来ませんので注意してください。
・PCなどでも充電可能です。USBハブなどで、他のUSBデバイスがぶら下がっていると心許ない出力しか確保できませんが、PCの本体USBポート直結なら十分な充電を行うことができます。旅の途中で、その日の夜の日記書きの際に、モバイルPCにB+COMを接続して充電を行ったりもできますね。。
これを踏まえて、発展を考えていきます。
2.ペアユニットならではの悩み・・2台同時充電はどうすれば?
さて、私達はペアユニットで購入した都合上・・・充電ソースを1台に絞る必要が出てきてしまいました。特にペアユニットを購入した場合は、「充電用のACアダプタ&USBケーブルは1セットしか付属していません」。つまりペアユニットを買った場合は、一度に1台しか充電できず、ツーリングから帰ってきたら2台を交互に充電する必要がありますので、都合最大6時間もの充電時間が掛かってしまうわけです。
これではたまりませんので、ACアダプタとmini-USBケーブルの追加購入を行うのですが・・そこでハタと気づくわけです。
「B+COMの充電時の要求電源仕様に対して、USB側のDCスペックが十分に上回れば、1本の分岐mini-USBケーブルで同時に2台充電できるはず」
早速実験でございます。
(1)B+COMが要求する充電仕様と擦り合わせてみよう
さて、マニュアルから読み取りますと・・B+COMの充電仕様は以下の通りです。
充電仕様: DC5V 700mAh
うーん 結構要求は高いみたいですね。もしかして、MAX値なのかもしれません。B+COMはかなりシビアな数字を書いているので、実際の運用ではしばしばスペックを良い方向に下回る事があります。ちょっと、その辺に期待してみましょうか。
まず、一般的なUSBバスパワーは、「5V 500mA」が限界とされています。
では、付属のACアダプタはというと、「5.5V 550mA」。おや? ちょっと少ないみたいですね。B+COMは実際にはもう少し低い電源スペックでも充電出来るという事でしょうか?
(2)早速実験しましょう
ここでは、JTT社(ジャパントラストテクノロジー社)製のmini-USB分岐ケーブルを使用しました。 このケーブルの詳細は、4月6日のブログエントリを参照してください。
それぞれ、2台のB+COMをmini-USB分岐ケーブルの2個のmini-USBの口に接続し、USBポート側を充電のソースになる口に接続します。
接続対象は、「(A)~(E)」までの5パターンを用意しました。実は(F)として6パターン目に「モバイルバッテリーパックへの接続」を用意していたのですが、購入したバッテリーパックが破損しており、泣く泣く次回チャレンジとさせていただく事になりました。
さて、結果ですが以下の通りです。
(A)PCの本体直結USBポート <PCは電源OFFです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(B)PCの本体直結USBポート <PCは電源ONです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(C)PCにつなげたUSB-HUB <PCは電源OFFです>
->どちらか1台しか充電できませんでした。
(D)PCにつなげたUSB-HUB <PCは電源ONです>
->0台。一大も充電できません。
(E)B+COM付属のACアダプタ-USBポート
->2台ともなんとか充電できました。
(3)考察してみましょうか
この通りACアダプタからは、何とか2台同時充電が出来ました。
さてさて不思議な感じですね。
何故このような差が出たのか?
JTT製mini-USBケーブルの構造ですが、信号線は以下のようになっていると
推測できます。
USB口======+= 黒いmini口(全結線)
|
+- 黄色mini口(+5V/GNDのみ並列結線)
まあ並列結線している訳ですね。こうする事で負荷に対して電圧は等しく2個のmini-USBポートに掛かりますし、電流は2個に分散されます。
5V-500mAを供給した場合に、2口ケーブルでB+COMを接続した場合は・・ 当然250mAずつしか掛からないという訳です。
じゃあ、明らかに要求する電流値に足りていないのに、何で充電に成功するの???
さあ、 わかりませんw
この辺は、テスターで当たってみたいところですね。
3.まとめとして
とにかく、ペアユニットを購入した方は、出先の旅館などで100V-ACコンセントがあれば、寝ている間に同時に2台を充電することができる可能性があると分かりました。
さてさて、この充電結果ですが、我々の環境でとりあえず充電に成功した、というもので全てのB+COMとペアユニットの環境でも、2台同時充電をお約束するものではありません。
まだまだ、市販レベルでは扱いが未知数であるリチウムポリマー二次電池を搭載した製品ですから・・・そもそも2台別々に充電することが望ましいということは、予めご了承ください。
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by pegaso_strada
| 2008-04-08 21:39
| bou~tから見たB+COM